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座談会

司会 江戸時代、大阪の豪商は出来のいい番頭さんを長崎に行かせて、天文学などを学ばせました。帰ってくると、天文や気象の知識をもとに農作物の作柄などを判断させ、それを商売に活かしたそうです。いわゆる人材育成の一つですが、ますます環境が厳しくなる時代に、皆さんはどんな人材を育てたいですか。
杉山 強制ではないのですが、新入社員に海外への一人旅を勧めています。「夏場に2週間ほど会社を休んで、海外へ行ってみないか。資金は会社が貸すから」と。研修プログラムを組んで教えられることもありますが、知らない国を一人で旅することによって得るもののほうが大きいと感じています。予期せぬことが起こった時に、それをしっかり理解し、自分の力で消化し、きちんと解決できる。そんな力が身に付くのではないかと。昨年も一人行きました。帰ってきてすぐに仕事が出来るようになるわけではありませんが、会社で通常の業務を2週間こなすよりも変化の度合いが大きいことは確かです。
吉田 それ、おもしろいですね。会社がお金を出すのでなく、貸すというのがいい。やはり、身銭をきらないと真剣にならないと思います。私が社員に求めたいのは、サバイバル精神。会社を取り巻く環境が厳しさを増すなかで、私自身を含めて生き残ろうとする強さが必要だろうと。
これまでの100年の歴史の中で代々のトップも感じてきたことであり、それを乗り越えてきたからこそ今があるのだと思います。苦境に敢然と立ち向かう人材を育てる土壌をつくっていきたいですね。
田中 私の場合は、バランス感覚を持った社員を育成したいと思っています。欲張りかもしれませんが、当社がこれまでに蓄積してきたモノ作りのノウハウと、最新のデジタル技術の両方が分かる人が欲しいですね。これからは、従来のようなアナログ的な発想だけでは進化できないでしょうし、かといってデジタル一筋でも当社の良さはアピールできません。両方のことが分かる社員が工夫を重ね、さまざまなコンテンツを作るのがいいと思います。
森澤 グラフィックアーティストで、マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授も務めた前田ジョンという友人が、「優秀なアーティスト(芸術家)やグラフィック(オーダーを形にするクリエイター)、テクニカルエキスパート(ITも含めた技術者)を育成する学校はあるが、ビジネスデザインを教える学校や機関がない」と言うのです。つまり、優秀なアーティストたちが作ったものをビジネスに結び付ける役割の人が見当たらない、と。そして、彼自身がそういう人を育てていきたいと言うので、今秋から当社の社員を研修生として彼のもとに出そうと思っています。私としてもそういう人材の必要性を実感しています。それと、女性の力を活用することが当社の発展には欠かせないと考えています。印刷業界も我々の業界も、これまで女性社員の数が少なかったと思います。年々、優秀な女性が増えており、この人たちを育てるための社内システムを構築したい。企業を成長させるためには、今後、女性の力がぜひとも必要です。
司会 本日は、非常に有意義な話を聞くことができました。
どうもありがとうございました。
<td style=”background-color: #f5deb3;”><a href=”http://daishin-inc.co.jp/wp-content/uploads/2011/03/zadannkai_title.gif”><img class=”alignleft size-full wp-image-1852″ style=”margin-right: 30px;” title=”tanaka_pro” src=”http://daishin-inc.co.jp/wp-content/uploads/2011/03/tanaka_pro.gif” alt=”” width=”140″ height=”230″ /><span style=”color: #000080;”>
</span></a><span style=”color: #000080;”><img src=”file:///C:/DOCUME%7E1/ADMINI%7E1/LOCALS%7E1/Temp/moz-screenshot.png” alt=”” /><img src=”file:///C:/DOCUME%7E1/ADMINI%7E1/LOCALS%7E1/Temp/moz-screenshot-1.png” alt=”” /></span><span style=”font-size: small;”><span style=”color: #000080;”><strong>■会社データ</strong></span>
<img src=”file:///C:/DOCUME%7E1/ADMINI%7E1/LOCALS%7E1/Temp/moz-screenshot-4.png” alt=”” /><span style=”color: #333333;”><span style=”font-size: x-small;”> </span></span></span><span style=”font-size: x-small;”>創業:1899年(明治32年)
設立:1947年(昭和22年)7月</span>
<span style=”font-size: small;”>各種印刷物・販促ツールの企画・制作・印刷。
ノベルティグッズの企画・制作。
当社とは昭和30年から取引をしている。当時よりカラー印刷の受注商品の多くで協力をいただく。
一般印刷物だけでなく、ノベルティやパッケージなどの企画物、DTP関連の専門知識も高く、プリプレス作業も協力いただいている。</span><span style=”font-size: small;”>
<strong><ホームページ></strong>
</span><a href=”http://www.hobunsha.co.jp/”>http://www.hobunsha.co.jp/</a><img src=”file:///C:/DOCUME%7E1/ADMINI%7E1/LOCALS%7E1/Temp/moz-screenshot-3.png” alt=”” /><img src=”file:///C:/DOCUME%7E1/ADMINI%7E1/LOCALS%7E1/Temp/moz-screenshot-2.png” alt=”” /></td>

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